免許失効のまま勤務 県教委、講師2人の任用無効
福島民友新聞 2015年5月16日 11時34分配信
県教委は15日、県中地区の特別支援学校に勤める32歳と37歳の女性講師2人が、教員免許を失効した状態のまま約1カ月半にわたり勤務していたと発表した。2人はともに今年4月1日に採用されたが、県教委は採用時に教員免許の期限について確認を怠っていた。県教委は15日付で、4月にさかのぼって2人の任用を無効とした。
県教委によると、特別支援学校で講師として勤務するには小、中学校か高校の教員免許が必要となる。それぞれの免許は有効期限内に30時間程度の講習を受けて更新しなければならないが、2人は講習を受講せず、32歳の講師は今年3月で、37歳の講師は2013(平成25)年3月で期限が切れ、中学や高校の免許を失効していた。
県教委の上妻弘特別支援教育課長は15日、県庁で記者会見し「採用時の確認を徹底する」と述べた。